7月12日、光輝会(中央大学 研究開発機構 趙ユニット 辻井研究室 主催)にて、「利用者の匿名性と特定・追跡性の両立ー ブロックチェーンサービス基盤(BSI)構想 ー」を発表
2024年7月13日 / お知らせ
本発表の内容は以下の通りです。
1.インターネットの普及の歴史とサイバー社会が抱える課題
(1)利用者の不十分な確認の現状が、
インターネット上での不正・不法・悪意・無責任な利用の急増へ
(2)個人情報・プライバシー情報の第三者委託の現状が、
個人情報・プライバシー情報の漏洩・不正利用の事故・事件の急増へ
2.サイバー社会の安心・安全を維持するための、着目している研究課題
(1)”インターネット上での不正・不法・悪意・無責任な利用の急増”の課題に対し、
確実な本人確認と、匿名性と特定・追跡性の両立
(2)”個人情報・プライバシー情報の漏洩・不正利用の事故・事件の急増”の課題に対し、
個人情報・プライバシー情報等の、第三者委託モデルから自己主権型管理モデルへ
3.安心・安全なサイバー社会の基盤を目指したブロックチェーンサービス基盤構想(BSI)の仕組み紹介
(1)BSI(Blockchain Service Infrastructure)の構成
NAF:National Authentication Framework
SSIF:Self Sovereign Identity Framework
ASF:Application Service Framework
(2)BSIを構成するSSIF/ASFにおける利用者登録・認証認証の仕組み
利用者の匿名性と特定・追跡性の両立の実現の仕組み
SSIF/ASFにおける授受情報の検証可能性の実現の仕組み
SSIF/ASFにおける個人情報・プライバシー情報の自己主権型管理の仕組み
4.ブロックチェーンサービス(BSI)基盤に関連する国内外の活動紹介
(1)W3C:World Wide Web Consortium
(2)EBSI:European Blockchain Services Infrastructure
(3)UKAS:UK Digital Identity and Attributes Trust Framework
(4)Trusted Web
関連資料:プレゼン資料