情報処理学会・第84回全国大会にて、「自己主権型アイデンティティ情報利活用基盤(SSIUF:Self-Sovereign Identity-information Utilization Framework)― 利用者の匿名性と特定・追跡性の両立 ―」の発表を実施

2022年3月6日 / お知らせ


本発表の内容は以下の通りです。
(1)自己主権型アイデンティティ情報利活用基盤(SSIUF)の必要性
   個人の活動のDX(デジタルトランスフォーメーション)が今後の課題
   個人の活動のDXにはアイデンティ情報の安心・安全な利活用基盤が必要
(2)DID/VC技術による利用者の匿名性を確保可能なSSIUF
   W3Cで標準化が議論されているDID/VC技術概要
   DID/VC技術による匿名性のみを確保可能なSSIUFの構成例
(3)SSIUFにおける利用者の特定・追跡性の必要性
   SSIUFの要件:確実な本人確認、利用者の匿名性確保、利用者の特定・追跡性の確保
   安心・安全な社会の維持に対しても責任を果たせるSSIUF
(4)本人確認基盤(NAF:National Authentication Framework)
   インターネット上のサービスに共通の本人確認の専門組織によるサービスの重要性
   NAFの基本機能、構成、およびNAFJP構想
(5)NAFを活用した利用者の匿名性と特定・追跡性が両立可能なSSIUF構成例の提案
   DID発行組織による利用者の特定・追跡のための情報の管理方式
   Blockchain等のVDRによる利用者の特定・追跡のための情報の管理方式
   利用者の特定・追跡を支援する専門組織群による利用者の特定・追跡のための情報の管理方式

関連資料:発表論文プレゼン資料発表録画