2021 Symposium on Cryptography and Information Security (SCIS2021)にて、次の2件の発表を実施
2021年1月23日 / お知らせ
(1)「暗号資産の封印・償還における利用者の匿名性および特定・追跡性の考察」 2021.1.19
(2)「インターネット上のサービスにおける利用者の匿名性と特定・追跡性の両立」 2021.1.20
(1)の内容概要:
- 暗号資産の分類案、資産移転記録方式(TCAMS)と資産残高記録方式(BCAMS)への分類、の提案
- 主要な資産移転記録方式の暗号資産、Bitcoin、Monero、Zcashについての封印情報・償還情報の調査結果報告
- Bitcoin、Monero、Zcashについての利用者の匿名性および特定・追跡性についての現状の考察結果報告
(2)の内容概要:
- インターネット上の様々の悪意のある行為や発言の氾濫が社会の安心・安全を脅かしている原因は、インターネット利用者の高い匿名性にあることを主張
- 提案中の確実な本人確認機能を提供する本人確認基盤NAFJPの応用により、匿名性を確保しつつ同時に利用者の特定・追跡性を保証することが可能なことを報告
- 提案中の安心・安全な電子メール利用基盤SSMAXへのNAFJPの応用により、SSMAXでは個人情報である身元確認情報、当人確認情報等の管理が不要となることを報告