「お知らせ」の記事一覧


九州大学大学院にて「自己主権型アイデンティティ情報管理システムの評価・課題」の講義実施

2021年6月16日

講義内容:
(1)アイデンティティ情報管理システム概要
(2)自己主権型アイデンティティ情報管理システムとしての評価の視点
(3)uPortシステム概要と自己主権性の評価
(4)Sovrinシステム概要と自己主権性評価
(5)自己主権型アイデンティティ情報管理システムの今後の検討課題等

関連資料:プレゼン資料

2021電子情報通信学会・総合大会にて、「自己主権型アイデンティティ情報管理システムに関する一考察」を発表

2021年3月13日

内容概要:
(1)SSIMS/SSIUF概要
  自己主権型アイデンティティ情報管理システム(SSIMS)および自己主権型アイデンティティ情報利活用環境(SSIUF)概要
  The Laws of Identity(Kim Cameron)、Ten Priciples of Self-Sovereign Identity(Christopher Allen)紹介
(2)SSIMSの自己主権性評価の視点(提案)
  SSIMSの提供機能である、本人確認機能、情報登録機能、情報管理機能、情報提供機能、における自己主権性の評価
(3)uPORT概要と提案した評価の視点の基づく自己主権性の評価結果
  基本システムでは単純な機能しか提供されていないため、本人確認機能を除き、確実な自己主権性が保証された仕組みを実現
(4)SSIMS分類・評価に関する今後の検討項目の提示
  今回の調査・分析から、SSIMS/SSIUFの分類・評価のための今後の検討項目を抽出
    (1)取り扱うアイデンティティ情報の観点からの分類・評価
    (2)登録アイデンティティ情報の妥当性・整合性検証機能からの分類・評価
    (3)提供アイデンティティ情報の最小化機能からの分類・評価
    (4)SSIMS/SSIUFの持続性・発展性からの分類・評価
    (5)SSIMS/SSIUFの運用性・連携性からの分類・評価

関連資料:発表論文プレゼン資料発表録画

電子情報通信学会の情報通信システムセキュリティ研究会(ICSS)にて発表実施 

2021年3月2日

タイトル:「ビットコイン利用者の特定・追跡の仕組みに関する考察」
内容概要:
(1)ビットコイン悪用の現状
(2)ビットコインブロックチェーンにおける利用者の匿名性の現状
(3)暗号資産利用者の特定・追跡への対応の現状
(4)ビットコインシステムにおける利用者の特定・追跡の仕組み(提案)
(5)提案4方式の比較・評価

関連資料:発表論文プレゼン資料発表録画

2021 Symposium on Cryptography and Information Security (SCIS2021)にて、次の2件の発表を実施

2021年1月23日

(1)「暗号資産の封印・償還における利用者の匿名性および特定・追跡性の考察」  2021.1.19
(2)「インターネット上のサービスにおける利用者の匿名性と特定・追跡性の両立」  2021.1.20

(1)の内容概要:

  1. 暗号資産の分類案、資産移転記録方式(TCAMS)と資産残高記録方式(BCAMS)への分類、の提案
  2. 主要な資産移転記録方式の暗号資産、Bitcoin、Monero、Zcashについての封印情報・償還情報の調査結果報告
  3. Bitcoin、Monero、Zcashについての利用者の匿名性および特定・追跡性についての現状の考察結果報告

関連資料:発表論文プレゼン資料発表録画

(2)の内容概要:

  1. インターネット上の様々の悪意のある行為や発言の氾濫が社会の安心・安全を脅かしている原因は、インターネット利用者の高い匿名性にあることを主張
  2. 提案中の確実な本人確認機能を提供する本人確認基盤NAFJPの応用により、匿名性を確保しつつ同時に利用者の特定・追跡性を保証することが可能なことを報告
  3. 提案中の安心・安全な電子メール利用基盤SSMAXへのNAFJPの応用により、SSMAXでは個人情報である身元確認情報、当人確認情報等の管理が不要となることを報告

関連資料:発表論文プレゼン資料発表録画

謹賀新年

2021年1月1日

 (株)IT企画は14年目を迎えました。今年も、インターネット依存を強める社会の安心・安全のためにはネット利用者の匿名性と特定・追跡性の両立が不可欠との信念のもと、我が国の共通基盤としての本人確認基盤、利用者の特定・追跡も可能な暗号資産、今後期待される自己主権型アイデンティティ情報利活用環境等のテーマを中心に研究活動を継続する予定です。また、情報技術、情報セキュリティ技術分野を中心に、教育・講演活動、企業支援活動も継続する予定です。
 新型コロナのため、昨年からの自粛生活が続きますが、その中でも業務面でも私生活面でも、新たな活動様式で大いに楽しみたいと考えています。
 今年もよろしくお願いします。

Computer Security Symposium(CSS2020)にて、次の2件の発表を実施

2020年10月27日

(1)「インターネット時代の本人確認基盤に関する考察- NAF からGAF へ -」  2020.10.26
(2)「暗号資産の匿名性要件の整理と対応レベルの比較」  2020.10.27

(1)の内容概要:
①インターネット上のサービスにおける本人確認の現状と課題
②信頼できる独立した専門事業者により構成される本人確認基盤の必要性
③日本の本人確認基盤NAFJP(National Authentication Framework in Japan)の提案
④海外3カ国インド、アメリカ、イギリスの、本人確認基盤対応・整備状況
⑤インターネット上のサービスのグローバル化に対応したGAF(Global Authentication Framework)の必要性およびその構成案
関連資料:発表論文プレゼン資料発表録画

(2)の内容概要:
①提唱中の暗号資産の5項目の匿名性要件の解説・整理
②暗号資産の匿名性に関する既存研究との関係整理
③DAGチェーン技術ベースの三つの匿名暗号資産Aidos Kuneen、Dero、Tangramの5項目の匿名性要件への対応状況
④これまで調査してきた11種の暗号資産の5項目の匿名性要件への対応状況比較・考察

関連資料:発表論文プレゼン資料発表録画

目白大学にて、「暗号技術とブロックチェーンの仕組み」の講義を実施

2020年10月6日

内容概要:
(1)暗号技術の歴史(紛争の歴史:古代暗号から近代暗号まで)
(2)現代暗号への変遷(要因:コンピュータ/ネットワークの発展)
(3)現代暗号の仕組み(共通鍵暗号、公開鍵暗号)
(4)ブロックチェーン概要
(5)ビットコインの仕組み

関連資料:講義資料講義録画

ジャパンセキュリティサミット2020の光輝会Daysにて、「私の技術・研究活動紹介 ー安心・安全なインターネット社会を目指してー」のプレゼンを実施

2020年9月24日

内容概要:
1970年に東芝入社以来の、東芝時代の活動を、1994年までの情報システム部門での活動と、退職する2007年までの情報セキュリティ研究開発部門での活動に分けまず紹介し、退職後の(株)IT企画設立後の活動を紹介。
現在は、中央大学研究開発機構の 辻井先生の研究グループに参加、安心・安全なインターネット社会を目指した研究活動を推進。現在の主な研究テーマは以下の通り。なお、(3)については九州大学の櫻井先生に協力いただいている。
(1)活用・普及を推進してきた電子メールの悪用への懸念から、安心・安全な電子メール利用基盤(SSMAX)の研究
(2)急増するIoTデバイス/システムのセキュリティへの関心から、安心・安全なIoTシステムフレームワーク(SSIoT)の研究
(3)ブロックチェーン技術・支えるセキュリティ技術への関心から、暗号資産の匿名性および特定・追跡性に関する研究
(4)インターネット上の利用者認証(本人確認)の課題への関心から、本の本人確認基盤(NAFJP)の研究

関連資料:プレゼン資料発表録画

電子情報通信学会のソサイエティ大会にて、「暗号資産台帳の匿名性と特定・追跡性についての考察」の発表を実施

2020年9月17日

内容概要:
①暗号資産の新たな分類方式、資産移転記録方式と資産残高記録方式への分類の提案
②これまで調査してきた11種の暗号資産の新たな分類方式による分類結果
③各分類における利用者の匿名性および利用者の特定・追跡性の現状・課題整理

関連資料:発表論文プレゼン資料発表録画

第31回諜報研究会にて「暗号と社会のかかわり史」の講演実施

2020年5月23日

内容概要:
(1)紀元前600年ごろから第二次世界大戦までの国家や組織の勢力争いの道具として利用されてきた古代・古典・近代の代表的な暗号技術の概要と社会のかかわりについて
(2)戦後のコンピュータ・ネットワークの登場・普及による民間での活用進展に伴い発展した現代暗号技術の概要と社会のかかわりについて
(3)暗号技術の新たな応用の可能性と直面する悪用のリスク、今後の社会・技術の発展に伴う暗号技術の課題と対応状況について

関連資料:プレゼン資料